本音を言おう

私は人といることが疲れるのですが、その原因のひとつに本音を言わない、隠すということがあると思います。本音を言うことは親密になるために欠かせない要因のひとつですけれども私の育った家庭には本音を言い合える関係ではありませんでした。家庭を基準にこれが当たり前の世界だと思って社会に出るわけですから当然躓きます。しかし私には何で人間関係がうまくいかないのかが分かりません。そこで原因は自分がつまらない人間であるからなのだと思い、何か必死に価値をつけようとしてきました。しかし頑張れば頑張るほどただならぬ悲愴感を醸し出してしまい、余計に疲れ、相手にも緊張が伝わります。私は頑張りをやめて、本音を言えばいいだけのことなのに今まで全く逆のことをやってしまい、一層自分を苦しめてきました。本音を言うことはコンプレックスに思ってることをさらけ出すわけですが、カッコつけの自分には本当に勇気がいります。でも自分からさらけ出さないと相手も安心してさらけ出せませんしね。自分の弱点を打ち明け、それを他人が受け入れた時に人はホッとするのだと思います。そのホッとには自己肯定感、他人への信頼感が含まれてるのでしょう。人との絆を強めてくれるのだと思います。良く考えてみればもう歳も歳で何も守るものありません。人は思ってる以上に優しいという前提に変えて、どんどんコンプレックスさらけ出していこうと思います。